内祝いの本来の意味とは

内祝いの「内」は家のことを指しています。

内祝いは家庭内でおめでたいことや喜びごとがあった際に報告と挨拶を兼ねて、その喜びを一緒に分かち合って欲しいという想いで親しい人や身内に配るもの。
配る品物は主にお赤飯やお餅などで、家に来ていただいた際には手土産として、遠方の方には報告と挨拶代わりとして贈るという習慣でした。

したがってお祝いをいただいたかどうかではなく、内輪でおめでたいことがあった際に宴席に招待したり自ら贈り物をする行為が内祝いの本来の意味。
いわゆる幸せのおすそわけですね。

しかし、今ではお祝いに対して贈り物やお金をいただいたときのお返しを「内祝い」と呼んでいます。

お祝いをいただいていない方に本来の意味での内祝いを贈ることで、お祝いの催促になってしまうのでは…という相手への気遣いから現在の形に変化していったのかもしれません。

内祝いの基本マナー

内祝いを贈る際の基本的なマナーを知っておきましょう。

地域や各家のしきたり・習わしにより異なることもありますので、ここでは一般的なものをご紹介します。

内祝いを贈る時期は

内祝いは、お祝いがあった1ヵ月以内に先方に届くように準備しましょう。
お祝いをいただいたお返しとして贈る場合は、いただいてからだいたい2週間前後を目安とし、遅くとも1ヵ月以内には手配したいものです。

ここで大事なのがタイミング。
あまりに早すぎるのも形式だけのように感じられたり、お祝いを待ち構えていたようだという意見もあるようです。
逆に遅くなりタイミングを外してしまうことで、先方にお礼の気持ちが正しく伝わらないことも。

出産の内祝いとなるとお母さんは赤ちゃんのお世話がありますし、産後の体調の回復も人それぞれなので一番大変な時期でもあります。

家族で協力しながらできるだけ早めに品物選びを始めておき、ネットショップやカタログギフトを上手に利用するのもよいかもしれませんね。

内祝いを贈る金額の目安は?

内祝いの金額はお祝いごとの内容にもよりますが、自発的に贈るものであればだいたい3,000~5,000円くらいのものが相手も受け取りやすいでしょう。
お祝い返しとして内祝いを贈る際は、相手との関係もありますが大体いただいた品物の半額から3分の1の金額を目安に。

いただきものの値段を調べることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、お返しの目安を知るためには必要なことでもあります。

贈り物に対してお返しが相応でない場合の方が失礼になってしまうこともありますので、おおよその相場金額を知ることも大切です。

内祝いの水引きの種類は?

内祝いには熨斗紙を付けることが一般的です。
水引きは喜びごとの種類によって使い分けましょう。

蝶結びはほどいたり結び直しができるため、何度あってもよい出産祝いや引越し祝い、新築祝いなどで用いられます。

結び切りは固く結ばれており一度結んだらほどけないという意味から、結婚の内祝いや快気祝いなど、繰り返すことのないほうがよいお祝いごとに使いましょう。

内祝いの熨斗紙は?

出産祝いの内祝いは、名前のお披露目という意味を込めて赤ちゃんの名前で贈ります。
読みにくい場合はフリガナをつけるとよいでしょう。

結婚式に招待しなかった方からの結婚祝いのお返しでは、表書きを「内祝」あるいは「寿」とし、結婚後の姓で贈ります。

病気のお見舞いをいただいた際の内祝いは、全快時に「内祝」か「快気祝」として贈るのがマナーです。

内祝いは感謝の気持ちを添えて

贈答のマナーや風習は地域によっても変わるため、基本マナーをおさえつつ周りと相談しながら決めることが大切です。
そして、相手への誠意や感謝の気持ちを品物に添えることが一番でしょう。

内祝いは、お祝いや喜びを一緒に分かち合える特別な贈り物。
幸せを共有できる素敵な習慣と思うと、品物選びがより一層楽しくなりますね。

お祝いがあった時には日頃の感謝の気持ちとともに、大切な方へ内祝いを贈りましょう。

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