
滋養たっぷり!秋の味覚「栗」を食べよう
秋は本当においしい食べ物がいっぱい。
その中でも代表格ともいえる栗はお子さまから大人まで大好物で、食べ始めるとやめられないおいしさです。
まさに旬真っ盛りの栗の栄養や食べ方、おいしいレシピをご紹介します。
栗は果物?木の実?
栗は果物の一種で、木質のかたい果皮や殻に包まれた「堅果」と呼ばれる果実です。
食品成分表ではアーモンドなどのナッツ類の仲間として「種実類」とも分類されています。
栗にはどんな栄養があるの?
栗は炭水化物を多く含む高カロリー食品です。
一粒は小さいですが、1個でおよそ35キロカロリー前後。
そのため、縄文時代には食糧として重宝されていたといわれています。
さらに食べるだけではなく、栗の葉や渋皮が民間薬として用いられていたそうです。
おいしいだけではなく、栗は知られざる栄養がたくさん含まれている食べ物。
どんな栄養があるのか、その一部をご紹介しましょう!
カリウムが豊富で高血圧予防に
カリウムとは細胞内液に存在するミネラルの一種。
体の中の過剰なナトリウムを排泄し血圧を下げる効果があるため、高血圧や動脈硬化予防に効果が期待できます。
またカリウムには利尿作用があるので、むくみ改善にも最適でしょう。
渋皮に含まれるタンニンは抗酸化作用がバツグン
栗の内側にある渋皮には強力な抗酸化作用を持つタンニンが含まれているのをご存知でしょうか。
悪玉コレステロールを抑えてくれるため、コレステロール値の低下や糖尿病予防にも役立つといわれています。
渋皮は独特の癖があるので苦手な方もいるかもしれませんが、渋皮を活かした伝統的な料理法といえば栗の渋皮煮。
すこし手間はかかるけれど手が止まらないおいしさです。
ビタミンCや食物繊維で美容効果も期待できる
栗のビタミンCはさつまいもと同じくでんぷん質に包まれているため、加熱しても壊れにくいメリットがあります。
これからの季節、風邪予防にもビタミンCは欠かせません。
さらに食物繊維や葉酸も含まれているので、便秘予防・お肌への美容効果も期待できるでしょう。
栗の保存方法は?
栗がたくさん手に入ったら、食べきれない分はぜひとも冷蔵保存しましょう。
常温だと日持ちがしないうえ、虫がいた場合には虫に食べられてしまう恐れがあります。
栗は0度保存して4~6週間くらい置くと糖分が3倍ほど増えるそうなので、チルドやパーシャルルームでの保存がおススメです。
甘くてホクホク!栗を使ったおススメレシピ
栗を使ったレシピをいくつかご紹介しましょう。
少し手間がかかるレシピもありますが、時間をかけた分だけおいしさを味わえるのが栗料理なのです!
シンプルにゆでただけ。止まらないおいしさに、食べ過ぎにはご注意を。
出典:ゆで栗【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2007.10.22公開のレシピです。