書道とは

書道とは、漢字やかな文字を日本古来の筆記用具である毛筆と墨を使って書くこと。
精神を集中させ姿勢を正して書き、文字で個性を表現するひとつの芸術です。
墨の独特の香り、半紙に滑らせる筆の重み。
かすかな緊張感とともに書き綴り、書き終わった後のあの達成感は誰しもが味わったことがあるのではないでしょうか。

日本の小学生は、授業で書道または書写を学びます。
大人になった今でも筆で文字を書くという行為は年賀状や賞状、熨斗袋の表書きなどでも私たちの実生活にかかわってくるもの。
お正月にはおめでたい言葉や抱負を書く「書き初め」という儀式は今もなお残っています。

書道の持つ魅力とは

オフィスや仕事だけでなく、普段の生活でも手書きをする機会が少なくなってきた現代。
パソコンが主流の今、改めて書道の魅力・楽しみについて考えてみました。

美しい文字は一生の財産!

やはり一番の魅力は、美しい文字を書けるようになることではないでしょうか。
いくら伝達ツールとしてメールやスマートフォンのアプリがメインの今でも、冠婚葬祭の記帳や履歴書・お子さまの学校の先生へ提出する連絡ノートなど、まだまだ手書きをするシチュエーションは多いもの。
文字は人の心を映すといわれているように、美しい文字を書くことにデメリットはみつかりません。
書道を通じて得た美しい文字は一生の財産ともいえるでしょう。

書道は完全なオリジナル作品

修正や書き直しができない、いわばぶっつけ本番である書道は一枚一枚がすべてオリジナル作品です。
手書き文字でも、筆で書いた文字は墨の量や力の入れ方で同じ文字でもまったく違って見えるもの。
線の太さ、墨の濃淡の少しの変化で全く雰囲気の違う作品ができあがります。
書いた人の癖や性格が顕著に表れるのも書道のおもしろさのひとつです。

自然と姿勢がよくなる

スマホを使う現代人、猫背の方が急激に増えているそうです。
悪い姿勢は肩こりや頭痛・睡眠障害など健康被害を引き起こす原因にもなりかねません。
書道は正座で行うのが一般的ですが、骨盤が立つ姿勢である正座は体がまっすぐになります。
正しい筆の持ち方をすると自然と背筋がのびるので、おのずと美しい姿勢をキープできるというわけです。
姿勢が正しくなることで見た目が良くなるだけでなく、健康な体をもつくれるといえるでしょう。

自分とじっくり向き合う時間が作れる

書道は思いつきで書き始めるものではなく、書道道具や書くためのスペースなどの事前準備が必要です。
また硯で墨をすることや筆を何度か整えがら書いていく行為などは、時間だけでなく心の余裕がなくてはできないもの。

心を落ち着かせ、書と向き合うことにより自分自身ともじっくり向き合える機会に。
書き直しができないので一字一字真剣に書くことで集中力もアップするでしょう。

美しい筆文字で心を伝えよう

日本の伝統文化である書道。
ずっと憧れていた方や、いつか美しい字を書きたい…と考えている方。
書道を始めるのに年齢は全く関係ありません。
毛筆が生み出す文字の美しさは、その人の心そのものが伝わります。

始めるならこの秋、お子さまの習い事としてだけではなく大人も書道を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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