お正月の過ごし方

子どもの頃、私にとって元日の朝は特別でした。
おはようの代わりにあけましておめでとうの挨拶、おせちやお雑煮のごちそう。
ポストに走って年賀状を取りに行ったりお年玉をもらったり…。
普段とは違うハレの雰囲気に胸を躍らせたのを懐かしく思い出します。

昔と比べると住宅事情も変化し、核家族も増えてお正月の過ごし方は多様化してきています。
年中無休のスーパーも増えたことで昔のお正月らしさはだんだん薄れ、さまざまな習慣が簡略化されつつあるものの、それでも私たち日本人にとってお正月は特別なもの。
縁起物であるおせちを食べ、家族と笑いあって今年もよい年にしたいねとのんびりと話す温かい時間こそがお正月の幸せといえるでしょう。

正月・元日・元旦。違いは?

もともと「正月」とは1月31日までのことを指していることをご存知でしょうか。
「正月」は元旦にやってくる年神様をお迎えする日で、1月の別名です。
そして「元日」は1月1日のこと。
「元」は一番はじめという意味を持っているそうです。

年賀状でも使われる「元旦」は「元日」と同じように使われることも多いですが、意味が異なります。
元旦の「旦」には朝や夜明けという意味があることから、1月1日の朝のことです。

元旦に拝む、初日の出

1月1日の日の出のことを「初日の出」といいます。
1年の健康と幸せを願って、初日の出を見に行くのが恒例という方も多いでしょう。
初日の出は天皇が「四方拝」と呼ばれる儀式を始めたことが起源といわれています。
また昔の人は初日の出とともに年神様が現れると信じていたことから、初日の出をとても大切にしてきたそうです。

こんな美しい初日の出を目の当たりにしたら、それだけでもう今年は大吉ですね!

元日に掃除はNG!?

元日は、年神様を家庭にお迎えする日なので運んできてくれた福を吐き出してしまうという意味から、元日には掃除はしないという習わしがあります。
特に小さなお子さまのいらっしゃるご家庭はお掃除が気になるところではありますが、元日は特別。
掃除はこの日ばかりは目をつぶって、家族とゆったり過ごしましょう!

今年もよい年でありますように

その年1年の幸せを運んできてくれる大切な年神様をお迎えして新たな年を祝うお正月。
お正月は日本ならではの風習や行事にたくさん触れることができますね。

「日本の暮らし」も気持ち新たに、2017年も現代の日常に取り入れた日本の暮らしを大切に過ごしていきたいと思います。

今年も皆さまにとって実り多いよい年でありますように。
心からお祈り申し上げます。

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