ひな人形に込められた意味とは

女の子が誕生し初めて迎えるひな祭りは「初節句」としてお祝いします。
ひな祭りに飾るひな人形には、生まれた子どもが健やかで優しく、そしていつまでも元気に育って欲しいと願う親の願いが込められたものだそう。

ひな人形には、生まれた子どもがすこやかで優しい女性に育つようにとの親の願いが込められています。ひな人形をその子の形代と考えて、どうぞ災いがふりかかりませんように、また、美しく成長してよい結婚に恵まれ、人生の幸福を得られますようにという、あたたかい思いを込めて飾ります。

次女・三女が生まれた時は?

では二人目、三人目のお子さまが女の子の場合、ひな人形はどうしたら良いのでしょうか。
筆者の長女が生まれた時、実家の両親にひな人形を買ってもらった吉徳さんで調べてみました。

おひなさまは、それぞれの子供の幸福を祈るという意味からいうと、本来は別々に揃えたいものですが、お住まいのスペースのない時などは、何かそのお子さんの形代(かたしろ)となるような記念の人形を求めて、長女のおひなさまと一緒に飾ってあげたらよいでしょう。

ひな人形はその子のお守りとなると考えられているため、基本的には姉妹でも兼用せず一人ひとり用意することが良いようです。
ただ住宅事情や収納場所も限られている中、ひな人形を2つ用意することはなかなか簡単でないことも事実でしょう。

これに関しては必ずしもこうでなくてはならない、という決まりではなくお住いの地域や慣習、お互いのご両親の考え方にもよるものだと思います。

3姉妹や4姉妹という方もいらっしゃいますし、ひな人形を共有するのは良くないというご意見もあれば、共有すれば良いのではと考えるご家庭もあります。
どちらがダメでどちらが正解というものではなく、一番大切なのは節句を通して健やかな成長をお祈りする気持ち。
しきたりだけにとらわれず、ご家族と話し合いそれぞれのご家庭で決めるのが良いと思います。

ひな人形の代わりに何を用意する?

ただしひな人形ではなくても、何かひな人形に代わるものを用意してあげたいと思うのが親心かもしれません。
二人目以降の女の子の節句には、市松人形や吊るし雛などが贈られることが多いようです。

我が家にも姉妹がおります。
次女が誕生した際にはひな人形は用意せず、大好きな作家さんのある作品を記念に名入りで購入しました。
そしてひなまつりに飾るものとして名前入りの木札を追加で購入し、ひな人形とともに二つ並べて毎年飾っています。

ひな人形は身代わりになり守ってくれるもの。我が家に来たおひなさまは、私たち二人の娘を守ってくれると信じています。

娘たちには、「このおひなさまはおじいちゃんおばあちゃんから贈られた大切な人形で、二人の成長をお祝いしているんだよ」と伝えています。
そしてひな人形を飾る際は、娘二人の良い思い出となるよう幼き頃のいろいろな話をしながら家族一緒に飾るのが我が家の慣習です。

まとめ

二人目以降の女の子の場合、ひな人形はどうするのが正しいのだろうと悩んでしまうお気持ちとてもよくわかります。
ですが、ひな人形の本来の意味は「子どもが元気にすくすくと育ちますように」という願いが込められたものだということ。
どんな形であれ、お子さまにきちんと伝わるようそれぞれのご家庭のひな人形のあり方を話していることが大切だと思うのです。

姉妹それぞれにひな人形を用意をしないから何かが変わるわけではなく、やはり大事なのはお子さまの健康と幸せを願う気持ちだと日本の暮らしは考えます。

日本の大切な風習であるひな祭りに、家族で楽しみながらお祝いができる喜び。
たくさんの愛を受け育つ娘たちにひな人形の意味やその喜びをしっかり伝え、想いとともにひな人形の風習を次代へつなげていきたいと思います。

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